こんにちは!          今日もいい塩梅ですか?


by minmei

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行きつけのカラオケスナック。
近所で飲んだあとは必ずハシゴでそこへ流れる。
飾らなくていい、気どらなくていい、楽に行ける店。
カウンター席が8か9、ボックスがふたつ。
わたしより3つ年上のママが、ひとりで切り盛りしている。
昔はヤンチャもしていたらしい、気の強いママ。
体育会系の酔っ払いがエキサイトしすぎてマイクで吠える。
うるさい。するとママはカウンターの中から
「ちょっと、うるさいげんて!こっちにはじいちゃんもおるげんから
 静かにしてま!!!」と怒(おこ)つける。(怒りつける
確かに場末の酒場、品のない客もいる。
そんな酔っ払い相手だもの、気も強くなるさ。
そして、高齢のお客さんがいる手前
そのお客さんに怒らせるわけにはいかない。
そのお客さんが怒る前にママが怒つける。
それが最善の解決法なのだろう。
そうでもせなぁ、この商売やってらんない。
そしてここの客層はその通り、
老若男女問わずいつも入り交ざっている。
まだ10代と思しきヤンチャ坊主が一丁前に自慢らしく彼女を連れて来ていたり
かと思いきやその隣には高齢のご夫婦?いや、なんか違うっぽい、訳あり?
みたいなお連れが座っていたりする。
そこへわれわれ中年の団体がドヤドヤと訪れる。
そして皆がそれぞれ喉自慢をはじめると、酒も入っているので
隣の人が例えばじいちゃんやばあちゃんと変わらない年齢の人でも
また逆に孫のような歳の子とも、気軽に溶け合い
そして肝っ玉かあちゃん(ママ)がいて
店内は和気藹々とした雰囲気で非常に楽しく心地がよい場となる。

そしてその日もそんな感じでお店は賑やかだった。
そこへまたひとりのお客が来店した。
片手には何やら詰め込んできたスーパーのビニール袋を提げ
ちょっとやせ細ったおじいさんが
入ったと同時に立ち止まり、大きく息をついた。
「なん?どこから歩いて来たん!?」
ママの第一声はそれだった。ずっと歩いて来たらしい。
よたよたとカウンターに座り
提げてきたビニール袋をママに渡した。
そしてしばらくして、わたしらの座るボックス席に
ママが茄子の浅漬けを出してくれた。
「ちょっと、味がしょもない(薄い)から、お醤油かけて食べて。」
どうやら先ほどみえたお客さんはママのお父さんで
自分で漬けた漬物を持ってきてくれたらしい。
「(お父さん)ついこの間まで入院しとってん」
渋い顔でそう言ってまたカウンターの中に戻っていった。
何の病気かまでは聞けなかったが
痩せてしまった背中を猫背に丸めて
グラスに注がれた酒をチビチビとやっていて
わたしはなんだか、一瞬父の背中と重なって見えた。
時折ママはカウンター越しにお父さんの前に立ち、話し相手をする。
何の話をしているのだろう。
お父さんは細い腕を広げて手振り身振りを加えて話し込んでいる。
やはり父だ。
ママの口の動きが「そーなん!」と言っていた。
カラオケは順番がついてひっきりなしに高い音量で流れている。
二人はなるべく顔を近づけて会話を続ける。
親子で仲がいいな。
その画がなんだかほのぼのとしていて
それで少しばかり、羨ましかった。

このお父さんも、あと何年生きるだろうか。
きっと残された時間はそう遠くない。
その時ママも悲しむだろう。


人はいつか死ぬ。
死なれたら泣けて悲しいが
それを乗り越えるのもまた
人生の修行の一環なのだろう。



わたしはずっとこの店に通い続けよう。
そしてママはいつも笑顔で
やからな客を怒鳴りつけるのだ。
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by minmei316 | 2013-08-29 12:45 | Comments(12)

銀次郎君の水飲み皿

銀次郎君がいつも使っているごはんの皿と水の皿。
それは娘が小学生のときに欠かさず買っていた
月刊誌の「ちゃお」という分厚い漫画本2冊を重ねて
それを台にしてその上に乗せて使っているわけだが
じつはある日、店内奥のスタッフルームから
誰もいないはずなのに突然カランコローンという音が響いた。
何か物が落ちたかと行ってみれば
そこには銀次郎君が居て
空になったステンレス製の水飲み用皿が
その台から落ちて転がっていた。
始めは偶然のことかと思っていたが
それからも度々カランコローンと
空になった皿の落ちる音を鳴り響かせた。
そう。
銀次郎君は意図的に皿を落として知らせるのだ。
しかし犬の知能とはこういうことまで
できてしまうのかと感心させられる。
でも、いやまてよ、、
もしかしてうちの銀ちゃんが特別なのか?
なんて親バカの過剰なまでの贔屓目は止まらない・・・。


しかし昨日のことである。


何気にチラッと見たら銀次郎君がそこに居た。(水飲みの所)
それからちょっとしてまた見たら、まだそこに居た。
水を飲むでもなく、ただそこに立ち尽くしている様子。
良く見たら
その台にしてあった分厚い本の上の1冊が
少しばかり手前にずれ込んできていて
壁との間に隙間ができてしまっていた。
そしてあろうことか
またうまい具合に空になった皿を落としてやろうと試みたが
うまい具合にいかず、その隙間にパカッと挟まってしまった。
そして銀次郎君はどうすることもできずに
ただただ、
ただただその皿をひたすら見つめるこしかできずにいた。

ああああ、

なんて可愛いの!!!!!


優れたワンコもそりゃ誇らしいが
できないワンコは、それ以上に可愛い!
可愛すぎる!

癒されるわ~!



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by minmei316 | 2013-08-24 17:52 | 銀次郎散歩道 | Comments(8)

2013 お盆里帰り

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今年も楽しく過ごして参りました。
誰もかれもが皆笑顔で
あれやったり、これやったりとまぁ、
楽しむということは忙しくてしょうがない。

盆中帰ってきていた母を
16日に兄弟4人で施設に送り届けた。
片道2時間往復4時間。
車中では兄弟水入らずでいろんな話に盛り上がった。
夜はわたしのダンナと妹の旦那さんも加わり
OCCOさんが7月にオープンした「酒場 宮古のごっつぉ」に繰り出した。
最近めっぽう涙もろくなった妹の旦那さんが
酔っ払った挙句にしみじみと
「兄弟が皆でこうやってあづまってけでさ、
 おれぁ、すごぐ、嬉しいでば。」と、目をこすりながら言った。
今までちょっといろいろありすぎたからね。
テーブルを挟んだ向かいの席に座っている弟の顔をチラッとだけ見たら
彼は聞こえたのか、聞こえてないのか、また聞こえない振りをしているのか
ただただ機嫌よさそうに酒を飲んでいた。
ようやく少し、少しだけ何かを取り戻すことはできているのだろうか。

震災のとき大変お世話になったヒロさんが
去年の暮れに生まれた孫を抱いてわざわざ見せに来てくれた。
まだ9ヶ月のそのお孫ちゃんは男の子だった。
名前を聞いたら名前に「海」という字が入っていた。
カイトやカツミと同じ、海という字が入っていた。
なんだか少しウルっときた。



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地元に帰るとまだまだ震災の置いていった悲しみは多く残っているが
その中で地元の人々はとにかく前を向いて地道に歩いている事だけは
肌で感じる。



最後の夜にカレーを沢山作って
ストック用に残りをジップロックに小分けして置いたから
「あとで冷凍庫さ入れで、食べってー時に出して食べどがん!」
といってバイバイと車の窓から手を振って実家を出た。




そして高速道路の流れ行く景色をぼんやり見ながら
まるでドラえもんのタイムマシーンで四次元の世界を走り抜けているような
また現実へと引き戻されるような錯覚に陥る。
実家は遠い。


あの楽しかった日々。

あれは夢か幻か・・・・。
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by minmei316 | 2013-08-20 19:36 | 実家(宮古) | Comments(10)

できる親

はるるんが最近口内炎がよくできる。
それで薬局やさんに行って相談したらば
チョコラBBというクスリをすすめられたので
それを試しに買ってみた。
そしてはるるんに一日2錠をクスリが無くなるまで
飲み続けなさいと預けたのだが

ある日、丸一日外出の際
はるるんはそれをテーブルの上に置いたまま先に出て行ってしまった。
なのでしかたなくわたしのカバンに入れて後から一緒に出かけた。

そしてしばらくしてからはるるんは
ハッと思い出したらしく
「あ!チョコラBB忘れた!!」というので
カバンをパンパンと2回叩きながら「持って来ましたよぉ」といったら

「おおおおおお・・・・!」
パチパチと拍手しながら



「できた母親だなぁ~」と褒められた・・・・。



いったいアイツは・・・、

何様なのだ・・・。



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はるるんが撮った写真。
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by minmei316 | 2013-08-13 13:36 | 家族 | Comments(4)

2013年 土用干し開始

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金沢弁で言うと
あっら~、もうはや、ふぉったふぉたやぞいね~

ふぉったふぉた とは、やわらかい時の表現に使うらしい。
ふぉったふぉた。
塩漬けがよく漬かったという証拠やね。

それにしても岩手の宮古弁使ってみたり
~してるじゃんかぁ~・・・標準語使ってみたり
~ぞいね~の金沢弁・・・
まー忙しいこと。


これがお盆に岩手に帰ると
いっしょくたになってさ、面白いことになるんだよ 汗


兄弟4人でラインのグループ設定をしたら
いつでもどこでも皆で話ができるようになった。(正確にはチャットだけど)
だけどいつも皆一緒にいるような気がして楽しい。
今日もこの梅干しの写真をアップしたら
早速弟が「今度来っとぎ持ってきてー」と入った。
だからわたしも「おぅ!持ってくぜぃ!」と返事した。



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今日は土用干し一日目。
初日はまた梅酢の中に戻す。
見て。
なんだか梅干したちが、ホッとしているように見えるのは
わたしだけだろうか。
ジリジリと暑い日差しを浴びてごくろうさん!
と言いたい気持ちだ。
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by minmei316 | 2013-08-07 16:32 | 自家製梅干し | Comments(6)

老眼鏡

老眼鏡を買いました。
一番度の軽いやつ。

そして昨日のことです。
昨日も暑い一日でした。
2度目のシャワー
シャンプーは先にしたから今回はしんとこ(しないでおこう)
それで気づきませんでしたが
シャワーから上がって
Tシャツを着るとき
なにやら頭の上から落っこちてきました。
はい。
老眼鏡でした。
老眼鏡を頭に乗せたままシャワーを浴びていました。

すっかり忘れていました。

きっとこれからも
頭に乗せたまま
ない、ない、と探すのでしょうね・・・。


自称視力は3.0と言ってきたわたしですが
だんだん思うように見えなくなってきていることに
非常にストレスを感じている今日この頃です・・・。
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by minmei316 | 2013-08-06 11:10 | Comments(8)

八月一日

自分の誕生日の日に父は
町へ行く若い衆に「ケーキは買ってくんだぁべ?」なんて
わざと自分の誕生日を自らアピールしておどけて見せた。
いくら甘いものが好きな父だからといって
本当にケーキが食べたいというわけではなく
ただ孫達と一緒に楽しく食べたかっただけなのだろう。

わたしが送ったバレンタインチョコは
「孫さ見っかんねぇように隠しておがねぇば」と言って
茶箪笥の引き出しの奥に隠した。
時々はそれをひとつふたつ出しては食べていたようだが
本当の目的は、なんかの折に
孫達のご褒美にと、とって置いてあったのだろう。

父はそんな人だった。

だって、わたしらもそんな感じで育てられた気がするから。


八月一日 父の誕生日
去年父は誕生日の二十日後に亡くなった。

宮古も暑い暑い夏の日に・・・

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お父さん

震災のとき
そこにいた人の話によると
ずっとずっとずっと、孫達を探していたそうですね。
お父さん
そちらに行って
孫達は見つかりましたか?
ようやく見つけることができて
安心してますか?
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by minmei316 | 2013-08-01 11:24 | 実家(宮古) | Comments(8)