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by minmei

カテゴリ:キクノばあちゃん( 1 )

栃餅を食べながら・・・

昔わたしが生まれた頃、丁度日本では高度成長期も
終わりに差し掛かっている頃ではなかっただろうか。
しかし都心はどんどん発展しているさなか
生まれ育った東北のしかも一番端っこのド田舎までは
あまり発展は届いていなかったような気がする。
テレビで見る華やかな世界は、自分が住んでいる所とは
全く別世界に見えたものだ。
さて、同じ市でも町からは遥かに遠かったうちの村では
例えば誰かが怪我をしたとしても
すぐに病院に駆けつけられる距離ではないから
怪我以外でも風邪から腹病みから何から何まで
殆どの事をその家の「長」である、ばあちゃんが
主治医となって治療を施していたのである。
いわゆるあれ、民間療法ってやつ。
だから我が家の場合はキクノばあちゃん。
わたしがおでこにたんこぶを作って半泣きで帰ったらば、
キクノばあちゃんは「とづそーちゅー!」と言って
なにやらビンに入ったとてつもなく臭い液体をおでこに付けた。
その臭いったら、もう、ハンパなく臭くてこんなんで治るんかと疑ったりもしたが
案外これがスッと治ってしまったような記憶がある。
ばあちゃんが言ってた、その「とづそーちゅー」
わたしにはそう聞こえていて、そういう単語でしばらく覚えていたが
それがいったい何なのかは、大分経ってから分った。
そう。確かあの瓶の中には、栗のふやけたような形をしたものが
何個も入っていて液体は茶色く濁っていた。
あの栗のようなものが、実は「とづ」と聞こえた「栃」の実だったということと
そして「そーちゅー」は焼酎。汗
たまに「訛り言葉」というのは正しい言葉を行方不明にしたり惑わせたりする。
あの電気が無いと真っ暗な物置部屋の棚の一番下には
栃焼酎の他にも、マムシの入った瓶や、蓋を開けるのも恐ろしいような
得体の知れぬものがいろいろ置いてあったと記憶する。
あ、そうだ!もひとつ思い出した。
空になった一斗缶を何かで切って分解された一枚を
お盆に見立てておままごとをしていたら
端っこの鋭くなった切り口で親指を切ってしまい
大泣きで家に帰ったときは、父がタバコを一本出して
紙をはがし、中のタバコの葉で傷口を塞いでくれた事があった。
それがどう効くのかは分んないが、あれもいわゆる昔の知恵なんだろうなぁ。
てなわけで、
とち餅。
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子供の頃のあの強烈な臭いはしない。
スーパーでお昼ごはんを買うついでにおやつ!美味しい^^
それにしても、うちの実家の方には栃焼酎(自家製)は、あったが
栃餅なるものは、あっただろうか?
「すっとぎ」(豆で作られたもの)とか、
「ひゅうず」(小麦粉ねって黒砂糖を中に包みゆでたもの)は、あったけど
栃餅??あったかなぁ?・・・・
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by minmei316 | 2012-11-16 15:41 | キクノばあちゃん | Comments(4)