ハンドメイド
2011年 06月 14日
わたし 「これの皮、なんやと思う?」
娘 「ん・・・、わからん・・・」
わたし 「エイ!」
娘 「エイ?」
わたし 「そう、エイ!魚のエイ!」
「Tさんがエイの皮をエイッ!エイッ!と、なめして作ったんやと」
娘 「エーーーー!」
開けると小銭入れ
裏にお札
超かっこいいね~
わたしもこれほしいーーーー
Tさんという人は旦那の従弟
美容業をしながら、こういう物を作って売っている
革製品の他にも、チタンやアクリル板を加工して指輪やその他アクセサリーとか
ベルトや財布 あの人の手にかかったら何でもござれ
全て手作り、一品物
全て自分でやらないと気がすまない職人気質
ま、それだけ拘りをもってやっておられるのでしょう
娘とくだらないダジャレを言いながらお財布を拝借して、パチリ
ここは、とある葬儀会館の親族の控え室
Tさんのお父さんが亡くなりました
うちのダンナさんの叔父にあたる人
叔父さんもまた手先の器用な方でスワロフスキーのアクセサリーを
作っていました
一人っ子だったダンナは、親の仕事も忙しい為
叔父さんの家にしょっちゅうあずけられ、従弟のTさんんと兄弟のように
育てられたもんやと、ダンナはいっておりました
手先の器用だった叔父さんは、子供達のために
戦隊ものの服をミシンで作ってくれたり(今で言うコスプレやね)もしたそうです
いろんな所へも連れて行ってくれたそうです。プールに投げ飛ばされた、という話も
実は叔父さんだったということを、今回知りました
そんなダンナの話を聞いているだけでも
叔父さんのお人柄がとてもよく伝わってきます
お式の最後、棺に眠る叔父さんに一人ひとりが花をたむけてお別れをしました
みんなみんな泣いておられました
叔父さんのお友達らしき方は声をあらわに男泣きされていました
うちの子供たちもダンナにつられて泣いていました
みんなみんな泣いておられました
そして僧侶は珍しく若い方たちでした
近所の親しくされているお寺の(真宗大谷派)
ご住職さん、ではなく
その息子さん、でもなく
そのお孫さんたちに死んだ時はお経をあげてくれとの遺言だったそうです
それを聞いただけでも泣けてきます
若い僧侶のお経も、なんというか、とてもよいものでした
きれいにハモってて、気持ちよくなるというか・・・
葬儀というのは
生前その方がどんな方だったかということが
自然と見えてくるものなのですね
叔父さんは皆に愛されていました
ということは逆に
叔父さんもまた皆を愛して接してこられたのでしょう・・・
ご冥福お祈りいたします
ハンドメイドのことだけ載せるつもりでしたが、ついつい・・・・
by minmei316
| 2011-06-14 19:31
| 手作り